ベランダの洗濯機のフタが割れたので修理に屋外用補修テープを使ってみた

洗濯機のフタが劣化し、ボロボロになったことってありますか?
私の家の洗濯機は、ベランダ置きのためか、そうなってしまいました…。

しかし洗濯をする機械自体は問題なく動いていますので、買い替えというのもしづらく。

というわけで、洗濯機のフタがボロボロのままでもちゃんと使える状態にしようと、試行錯誤した結果をまとめてみました。

この記事の要点

  • 記事の執筆時点で、洗濯機購入から9年7ヶ月目
  • ベランダ置きでフタがボロボロ
  • 買い替えには早い
  • テープで補修して延命中

洗濯機のフタが割れた

まずはこちらをご覧ください。

我が家の洗濯機(右下、電源スイッチの右側に置いてあるのはフタの破片です)

この写真に写っているのは我が家の洗濯機です。

すでに補修済ですが、フタがボロボロなのがわかると思います。
所々穴が開いているのも分かりますね。

表面が汚れてザラついてきたなーと思ってた頃、物をぶつけた衝撃でバキッといってしまいました…。
その後はその割れが広がり、ボロボロと割れて落ちていき、この姿になりました…。

洗濯機置き場がベランダにあるため、この洗濯機は常に紫外線や風雨にさらされている状態です。
おそらくそのせいで劣化してもろくなっていたんでしょうね…。

購入してから9年7ヶ月目。
まだまだ元気に動いてくれてるので買い替えも踏ん切りつかず、けれどもフタが壊れちゃ困る…。

というわけで、フタをなんとか補修して使おうといろいろ試してみました。

結論:屋外用テープで補修

ガムテープに、百均で買える瞬間着剤と試しましたが、それらは時間が経つとだめになりました。

そこでホームセンターを訪れ、接着剤等のコーナーを物色。
すると、ボンドを販売しているコニシ株式会社より、屋外用の補修テープが出ているのを見つけました。

試して見る価値は大いにあると思い購入し、それを使用してフタを修繕。

それから約半年経ちますが、ガムテープとは違い、屋外用というだけあってテープは見た目劣化することなく変わらずフタの形を維持してくれています。

それまでに試したガムテープや接着剤より値が張りますが、おかげで「また修繕し直しか…」と数ヶ月ごとにため息をつくことはなくなりました

考えられる原因

フタが劣化した理由は、紫外線や、雨風にさらされたことだと容易に想像がつきますね。

購入してから数年はカバーをつけていたのですが、こちらも1年くらいすると紫外線などでボロボロになってしまいました。

なので途中からはカバーをつけることも諦めて、雨ざらし状態でした。
それが数年間も続いていたので、劣化して当然なのかもしれません。

買い替えはもったいない

フタはボロボロになってしまいましたが、洗濯機としては問題なく動いています。

購入してからまもなく10年と、タイミング的にはそろそろおかしくないっちゃあないです。

ただ、この洗濯機は買ってから3年目に一度故障しており、ぎりぎり保証期間内だったその時に操作パネルの機械を入れ替えていて、一部は7年ほどの使用期間となっています。

検索してみれば、洗濯機の寿命は一般的に「10年」とでてきます。
ですが一度修理したこともあって一部はまだ寿命の年数ではないですし、普段の洗濯物の量を少なめにしたり、使用後は水道の栓を閉めるなど、寿命を延ばす対策を行っています。

ですので、平均寿命を超えてない現在は、まだ買い替えには踏み切れません。 
洗濯機も安い買い物ではないですもんね。

いざ壊れて使えなくなってしまうとすごく不便でしょうけど、そのギリギリまで使いたいですね。
(コインランドリーも近いので、壊れてから新しいの買う、でも一定の期間は大丈夫なんです)

接着剤買ってみたけど…

フタの素材

フタが割れて、最初のうちは接着剤を使って修繕していました。

100円均一ショップで購入した瞬間接着剤

しかし、しばらくの期間はくっついていくれるんですが、数ヶ月するとポロッと外れてしまいました

接着剤を買ったときに、パッケージ裏面に、「いくつかの素材はくっつきません」と書いているのには気づいてましたが、もしかしてそのパターンにはまってしまったのでは?
そう思って洗濯機のフタの材質を調べてみましたが、説明書には見つからず…。

もしかして、プラスチック製品にたまに見かけるような、直接文字が書かれてるものなのではと思い、フタを調べてみたところ見つけました。

フタを開けた裏側の写真
赤丸の部分に「>PP<」という文字が見えます

フタの裏に「PP」の文字がありました

正直最初はこれが材質を表しているのか分かりませんでしたが、調べてみたところ「ポリプロピレン」の略称ということが分かりました。
これ以外にはなにかしらの表示を見つけられなかったので、「フタの材質がポリプロピレンだと表してる」ととりあえず推定しました。

だとすると、すでに買ってある接着剤ではくっつかないのも道理です。
裏面の注意書きに、「ポリプロピレンはくっつかない」と記載されていますから。

接着剤パッケージの裏面には、接着出来ないものとしてポリプロピレンの記載

接着剤の種類

とうやら接着剤にも種類があり、ポリプロピレンをくっつけられるものは限られているようです。
すでに購入していたものはポリプロピレンをくっつけられないので、接着剤を使うなら、対応したものを探さないといけません。

その接着剤を探しにホームセンターへ行ったところ、あるにはあったのですが、価格が700円近くして想定よりも高価でした。

「洗濯機のフタの修繕にしか使わないものにそこまでお金をかけられない」と思い、購入を見送りました。

屋外用補修テープを貼る

上の方で書いた、 「ボンドを販売しているコニシ株式会社より発売されている屋外用の補修テープ」がこちらになります。

修繕の際、まずは割れた面に100均の接着剤を塗ってとりつけ、その後に、割れた個所を表面と裏面の両側からテープで止めました。

屋外用補修テープ

テープ自体は透明ですが、はがきくらいの厚みのあるもので、貼った後の強度も心配なさそうな感じでした。
上の写真ではテープが白いですが、それは両面テープのように後からはがす紙がついていて、それが白い色をしているためです。

幅が30mmと50mmの2種類のラインナップがあるようですが、私が購入したのは30mmのほうです。
写真のように洗濯機のフタや、そのほかプラスチック用品の修繕に使うなら、この幅のものでも大丈夫そうです。

テープカッターなどはついていないので、使うときはハサミを用意して、必要な長さにそのたびに切ってから使用する形になります。
用途的にもそのかたちで何も問題はないですし、これから修繕しようとしているものを前にしてハサミを使うのが面倒とか思うこともなかったですね。

ただまあ、接着剤もテープも価格的には大差はなかったですね…笑
しかしテープのほうが我が家的には多用途に使えると思うので、こちらを選んだことに不満はありません。

テープを貼って○ヶ月の状態

ガムテープは剥がれきった

1枚目 2021年7月撮影
2枚目 2022年1月撮影

この記事の最初に載せた写真を見てもらうと、白色のテープが貼られているのがわかると思います。
上の1枚目の写真はそれと同じ写真です。

白色のテープは布製のガムテープなのですが、結果的に変質して剥がれてしまっています。
対して、透明の屋外補修テープは良い状態を保ってます。
端っこの角の部分がめくれていたりすることもまだ見当たりませんでした

接着剤ははがれた

テープを貼る前に、100円均一で購入していた接着剤を一応、割れた部分のフチに塗って接着していました。

しかし洗濯機を使っていくうちにその接着は取れてしまい、今はテープだけで繋がっている状態です。
まったくつかないわけではなく、丁寧に扱えばしばらくは耐えてくれます。

しかし日常的に使う洗濯機であること、常に日光と風雨にさらされていることを考えれば、十分な強度とは言えませんでした

まとめ

洗濯機置き場がベランダにあるマンションやアパートはまだまだたくさんあると思います。
うちの洗濯機と同じように、フタなどが紫外線で劣化してしまっていることもあるかもしれません。

フタもプラスチックですから、接着剤で直そうと初めは思っていまいます。
ですが、材質にあった接着剤でないとちやんとくっつかないこともあるみたいです。

接着剤選びに自信がなければ、紫外線で劣化しにくいタイプのテープを使ってみるのも一つの選択肢となるかもしれません。

誰か一人でもこの記事が役に立てば幸いです。